尿酸値WIKI

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血液検査

尿酸値の血液検査には還元法、酵素法、分離分析法がある。1)
1970年代初頭は還元法が主流だったが現在は酵素法が主流となっている。

酵素法にはさらにUV法、カタラーゼ法、ペルオキシダーゼ法があり、
尿酸が酸化する際に生じる二酸化炭素と過酸化水素の影響を利用して測定する。
(尿酸の酸化は尿酸分解酵素ウリカーゼの作用による)。

UV法では酸化前後の紫外線吸収率を比較してその差から尿酸値を求める。
この方法は精度が高いためアメリカでは尿酸測定の実用基準法となっている。

カタラーゼ法とペルオキシダーゼ法では発色度の差から尿酸値を求める。
後者は短時間で発色が終わるためほとんどの施設で採用されている。

原理検出法名称など
還元法リンタングステン酸法吸光度(可視光)
酵素法ウリカーゼ・UV法吸光度(UV波長)
ウリカーゼ・カタラーゼ法吸光度(可視光)アセチルアセトン法(影山法)
AHMT法
ウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法
[ほとんどの自動分析装置で採用]
吸光度(可視光)O-ジアニシジン法
4-AA-DMA法
m-トルイジン系色素
ロイコ色素
分離分析法高速液体クロマトグラフィー(HPLC)吸光度(UV波長)
電気化学検出法(ECD)
キャピラリー電気泳動法吸光度(UV波長)
電気化学検出法(ECD)

手順としてはまず採血した血液を放置して凝固させ、上澄みの血清を遠心分離する。
続いてこれを自動分析器にかけて血清尿酸値を測定する。
測定結果が出るには通常1~2日かかるが、最新装置なら1時間以内に知ることができる。2)

なお自宅で尿酸値を検査できる測定器(検査キット)が市販されている。
商品の箱に入っている検診申込書を投函すると測定器が届くので、
それで自己採血した血液を提携医療機関に郵送すると一週間ほどで検診結果が届く。

1) 日本痛風・核酸代謝学会『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン[第2版]』P.60-61
2) 鎌谷直之『痛風の正しい知識』P.58-59
kensa.txt · 最終更新: 2015/10/22 01:33 (外部編集)