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女性痛風

女性痛風では痛みが軽いのを特徴とする。その代わり持続期間が長く患者の半数以上が多発性を呈する。

病型は尿酸排泄低下型がほとんどを占め、Podagra(足親指付根の痛風発作)はおよそ50%。
裏を返せば女性は男性と比べて足以外の部位に痛風発作が起こりやすいということになる。

男女比に関しては痛風患者の99%以上が男性で占められており女性は1%にも満たない。
海外では日本よりも多く、欧米における男女比は3.5:1、台湾における割合は約8%となっている。

女性は痛風になりにくいと言われるがその理由は三つある。

第一に女性が蓄積しやすい皮下脂肪は男性の内臓脂肪とは反対に尿酸値を下げる。1)
第二に女性ではプリン体摂取量の25%ほどしか尿酸プールが増加しない(男性ではほぼ100%)。2)
第三に女性では尿酸分泌後の再吸収が低く男性と比べて尿酸値が3分の2しかない。3)

第三の理由には女性ホルモンの関与が指摘されているが確証と反証が混在していて定かではない。

Nichollsは性転換を行った男性に合成エストロゲンを長期間投与したところ、
クリアランスが増大して尿酸値が低下したと報告しているが、4)
この反対に閉経後エストロゲン投与を受けている女性では尿酸値はむしろ低いという報告もある。5)

なお女性痛風の主な原因は利尿剤もしくは腎臓障害である。

1) 大和田潔『糖尿病になる人 痛風になる人』P.129
2) 日本薬学会『痛風予防のA・B・C』P.64
3) Anton FM, Gardin Puig J, Ramos T, et al : Sxx differences in uric acid metabolism in adults : evidence for a lack of infuluence of exradiol 17 beta(F2) on the renal handlig of urate. Metabolism 35 : 343-348,1986.
4) Nicholls A, Snaith ML, Yablonsky H : Effect of stilboesterol on levels of uric acid in plasma and urine. Ann Rheum Dis 32 : 386-387,1973.
5) Cowan LD, Wallace RB, Barrett LE, et al : Alternations in clinical chemistry measures associated with oral contraceptive and estrogen use. J Reprod Med 27 : 275-282,1982.
syoujou/josei.txt · 最終更新: 2016/07/10 15:24 by 119.104.109.22