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目次

検査

痛風の判定は四大徴候(激痛、発熱、光沢、腫れ)があればほぼ確実とされるが、
正確を期すため病院ではアメリカリウマチ協会が作成した診断基準が採用されている。

尿酸塩結晶が関節液中に存在
化学的もしくは偏光顕微鏡検査で痛風結節が存在することを証明
24時間以内に極限に達する炎症
関節炎の発作が過去2回以上
1ヵ所の関節炎
関節の赤化
足の親指の付け根の疼痛もしくは腫れ
片側の足親指の付け根の発作
片側の足首の発作
痛風結節らしいコブ
高尿酸血症
非対称的な関節の腫れ
発作の完全消退

通常尿酸値が高ければ痛風だと判定されるが尿酸値の低い痛風発作も存在する。
原因は痛風発作のストレスで増加する血中コルチコステロイドの影響だと推定される。

  • 痛風患者の20%は発作中に尿酸値6.8mg/dl以下を示す。1)
  • 痛風患者の0.6%は尿酸値6.0mg/dl以下で痛風発作を起こす。2)
  • 尿酸値7.0mg/dl以下で尿酸塩結晶が析出した症例が存在する。3)

厚生労働省が調査した統計では日本全体の痛風受診者総数は約70万人であり、
有病率0.4%から割り出した非受診者も含めた推定総数は約80万人である。
疫学調査は東京女子医科大学リウマチ痛風センターが三重県伊勢湾離島答志島を対象に行った。
聖マリアンナ医科大学難病治療研究センターの東京を対象にした追試でも同様の結果が出ている。
なおアメリカにおける有病率は日本と同じ0.4%、イギリスではそれより低い0.3%となっている。

誤診

痛風は偽痛風、外反母趾、化膿性関節炎、変形性関節症、慢性関節リウマチの他、
足先なら蜂窩織炎、足裏なら足底腱膜炎、踵なら踵骨後滑液包炎と誤診されやすい。

関節X線写真を撮って関節の変形具合を確認することもあるが、
ハンセン病、サルコイドーシス、多発性骨髄腫、結核などのX線像は痛風に類似する。
それぞれ痛風と似ているが異なる特徴があるので判別できる。

偽痛風膝関節に頻発するピロリン酸カルシウム結晶による関節炎。関節液中の結晶を偏光顕微鏡で確認して判別する。
外反母趾親指の付根が腫れる病気。足に合わない靴を履いていると起きる。尿酸値は正常なので血液検査をすればすぐにわかる。
化膿性関節炎細菌が関節の中に入って炎症を起こす病気。関節液に細菌がいるかどうかで判別する。
変形性関節症骨と骨の間にある軟骨がすり減ることで骨と骨が直接当たって変形する病気。一種の老化現象に位置づけられ、股関節、膝、足首に起こりやすい。痛風との大きな違いは、安静にしていれば痛まないこと。
慢性関節リウマチ痛風と慢性関節リウマチは以下の3つの点において異なる。第1に前者が肥満型の男性に多いのに対して後者は痩せ型の女性に多い。第2に前者が1ヵ所の関節に起きるのに対して後者は2ヵ所以上に起きる。第3に前者が突然急激に痛むのに対して後者は徐々にじわじわと痛む。
1) Schlesinger NS,Baker DG,Schumacher HK : Serum urate during bouts of acute gouty arthritis. J Rheum 24 : JAMA 271 : 302-303,1994.
2) Hall AP, Barry PE, Dawber TR, et al:Epidemiology of gout and hyperuricemia : A longterm population study. Am J Med 42:27-37,1967.
3) Dawn B, Willcams JK, Walker SE : Preratellar bursitis. A unique presentation of tophaceous gout in a normouricemic patients. J Rheum 24: 976-978,1997.
tiryou/kensa.txt · 最終更新: 2015/10/22 01:00 (外部編集)